骨粗しょう症とは

骨粗しょう症 骨粗しょう症は骨が弱くなる病気です。特に閉経後の女性に多くみられ、女性ホルモンの減少や老化と関わりが深いと考えられています。
また、特定の病気(関節リウマチ、糖尿病、慢性腎臓病、動脈硬化など)や薬の副作用(ステロイド薬の長期服用など)によって起きる骨粗鬆症もあります。

放っておくと些細な動作、例えば、よろけて手をつく、くしゃみをする、荷物を運ぶなどの動作で骨折が起きるようになります。骨折による変形が進行すると関節の動きが悪くなったり、体のバランスが変わったりして日常の動作が難しく感じるようになり、徐々に介護を必要とする状態になってしまいます。
その予防、治療には食生活の改善や日々の運動習慣が大事になりますが、一番重要なことは病気が進行する前に早期に発見することです。

当院では日本骨粗鬆症学会で推奨のとおり、股関節や腰で骨密度を測定します。高度医療機関でも導入されている測定装置を当院でも採用しました。
これにより正確な骨密度の評価ができ、薬物治療の効果もしやすくなりました。骨粗鬆症を早期に食い止め、進行を予防していきましょう。

更年期の女性は一度検査を

多くの女性は更年期(45~55歳)に閉経を迎えます。そのため、同世代になった、あるいはそろそろ差し掛かるという女性は、骨粗しょう症の検査を一度受けられることをお勧めします。